あなたのポジショニングしだいで、彼女を作る難易度が変わります。ポジショニングとは「位置づける」という意味。
マーケティングでは、ターゲットがいる市場のなかで、自社製品やサービスの立ち位置をどこにするかを決めることを指します。恋愛もマーケティングも同じ。
あなたが商品。相手(特定もしくは不特定の女性)がターゲット。市場は、男全部。どの位置につけば相手から選ばれやすくなるかを考えます。
彼女を作るためのポジショニング2種類
気になる女性がいる場合と、特定の女性はいないが彼女を作りたい、この2パターンを使い分けてください。
気になる女性がいる
相手の好みの位置にポジショニングすることを優先します。あなたが商品やサービスを選ぶ時と同じで、リストに入らないことには選んでもらえません。
知的、ワイルド(体育会系)、優しい、などの性格分析から入ります。とはいえ、好みの男性のタイプをそう簡単には聞き出せません。
ゆえに、好きな有名人とか、漫画のキャラとか、相手が好きな話題から情報収集していきます。聞きだしたら、できるだけ自分をその位置に近づけていきます。
ただ、全く同じになるのは無理だし、目指す必要もありません。相手の好きなブロックに入り込めるぐらいを目指してください。
気になる女性がいない
1枚の紙(ノート)を4ブロックに分けてください。そして競合が4ブロックのどこかに収まるよう基準を決めてください。
ここで言う「市場」とは、職場とか学校とか、女性が彼氏を探す場所です。競合とは、あなた以外の男です。基準は以下のような感じで決めます。
「おもしろい」⇔「硬派」「良くしゃべる」⇔「口数少ない」「誠実」⇔「ノリが良い」
例えば、同僚のAは「おもしろくてノリが良い」、B先輩は「硬派で誠実」みたいな感じ。4ブロックにわけているので、基準は2セット準備してください。あくまでも女性にモテる基準を選ぶのを忘れないでください。
競合をポジショニングしたら、まずは密集具合を確認します。あえて密集しない場所に自分を位置づけるのか、それともライバルが多いエリアにあえて飛び込むかを考えます。
例外としては、あえて4エリア以外の、新しいエリアを自分が作る方法もあります。イノベーターとしてあなたが振る舞えるなら、それもありです。競合に埋もれないオンリーワンを目指します。
ただし、この後話しますが、女性がもともと持っている基準の範囲内でやらないと、認知してもらえないので注意してください。
「そのポジションは世の中にはあるけれども、市場にはそういう人はいない」場合、イノベーション戦法は活きてきます。
女性にとっての運命の人になれるかも
ポジショニング戦略のメリットは、不毛な戦いを避けられることです。人も商品も同じで、埋もれたらターゲットの視界に入りません。認知されていないのに選ばれるわけがない。
ポジショニングを無視して、とにかく差別化、尖らせるだけ尖らせたら、どんな反応が返ってくるか分かりますか?
答えは「反応なし」です。なぜなら、ターゲットの頭にない=判断する基準がない。つまり女性の頭にあなたの記憶が残らない。
大事なのは、少しずつ、少しずつ、彼女の意識に現れること。例えて言うなら、棚にもともとあった物が、少しずつ見えはじめるイメージ。そこにすでに存在していたあなたに気づいてもらった印象を与えるのです。
これがハマると、相手に「運命の人」と認知してもらえます。